【概要】
SPII通信の例として気圧計を製作しました。
もちろんSPIモジュールは8ピンPICには内蔵していませんから、プログラムで
実現したSPI通信です。外観は下図となります。
【構成と回路図】
この気圧計の仕様は下表としました。
項目 仕 様 備考 電源 単4電池3本または4本で供給
供給電圧:3.5V〜5V程度
内部はレギュレータで3.3V動作消費電流:1mA 表示 液晶表示器 16文字1行+アイコン
1行目:気圧をヘクトパスカル表示
6桁 xxxx.xx hPa
2行目:温度を℃で表示
3桁 xx.x DegC
アイコン:計測中目印でフリッカ1秒周期で表示更新
300hPa〜1200hPaの範囲
-20℃から70℃の範囲
今回使用する気圧センサの外観は、下図のようにセンサ本体を変換基板に
実装した形となっています。
センサ本体は中央にある円盤状の表面実装部品となっていて、そのままでは
扱いにくいのでアマチュアには好都合な製品です。
裏面のピンは8ピンのDIP ICと同じになっています。
この気圧センサの外観とピン配置は下図のようになっています。
この外観はセンサを変換基板に実装済みのモジュールとなっているものです。
この気圧センサは気圧と温度が測定できるようになっています。
気圧は300〜1200ヘクトパスカル、温度は-20〜70℃が測定できるよう
になっています。
これらを元に作成した回路図が下図となります。
【プログラム】
プログラムは単純な流れとなっていて、一定周期で気圧センサを起動して
気圧データと温度データを取得しては液晶表示器に表示するという繰り返し
だけです。
気圧データをヘクトパスカル値への変換が必要です。
【ダウンロード】
本気圧計関連のファイルのダウンロードができます。
プリント基板のパターン図は原寸大のPDFファイルになっていますので
そのままOHPフィルムなどにインクジェットプリンタで印刷してお使いください。
2度重ねて印刷するときれいに感光できます。
★★★ 基板関連ファイル(回路図、組み立て図、パターン図)
★★★ プログラムファイル(プロジェクト1式)