【デモプログラムの概要】 (V3.60への更新に伴い全面更新)
このデモプログラムは、マイクロチップの下記ボードの組み合わせでも
動作するように作成されています。
PICDEM HPC Explorer Board
PICtail Ethernet Board
この組み合わせで動作確認をしている状態が下記写真となります。
水平となっているのがHPC Explorer
垂直となっているのがPICtail Ethernet
【デモプログラムの機能】
デモプログラムはウェブサーバとなるようになっていて、デモボードをLANに接続
したときのIPアドレスをブラウザで開くと、下図のような画面がパソコンのブラウザ
に表示されるようになっています。
この画面から下記の監視制御ができるようになっています。
(1) Home、Features、Architecuture、Stack Footprint のクリックで
それぞれの画面に切り替わる
(2) 状態モニタ(0.1秒間隔で表示更新)
アナログモニタ(ボリュームのA/D変換値の表示)
スイッチのオンオフ状態
LED出力の状態
(3) 制御出力
2個のボタンでLEDのオンオフ制御
(4) LCDへの文字出力(この機能は無効)
また、スイッチSW1を押しながらリセットすると、RS232Cでパソコンのハイパーターミナルに
下図のような操作メニューを出力します。
ここで1から8までの操作が可能になるようになっています。
図は他のコマンド操作なしで、8のコマンドを実行して、DHCPにより192.168.1.102という
IPアドレスを取得して動作を開始したことを表しています。
【デモプログラムのモジュール構成】
このデモプログラムのモジュール構成は下図のような構成となっています。
TCP/IPスタックの上にデモプログラムそのものがアプリケーションとして
追加されていて、これがウェブサーバの機能を果たしています。
ウェブページはファイルとしてマイクロチップのオリジナルのファイルシステム
(MPFS)でファイルとしてプログラムメモリ内か外付けEEPROMに格納され
ています。
StackTaskでパケットの送受信チェックを行い、受信パケットがあればその種類
によりそれぞれの処理プログラムモジュールに分岐させて処理しています。
このStackTskに常に処理ができるだけ早く戻るようにデモプログラムを含めて
記述する必要があります。