PIC32MXのクロック回路


【クロック回路の構成】

 全体の動作周波数を決めるクロック生成回路は下図のようになっています。
 源発振には外付けの8MHzの発振子によるクロックか、内蔵の高速発振器からの
8MHzのクロックを使います。
 これから80MHzのクロックを生成するには、図に示したようにいったん1/2の
4MHzにしたあと、PLLで20倍して生成します。これをCPUに直接供給し、
周辺用にはポストスケーラで分周したクロックPBCLKで供給します。
最高周波数で周辺モジュールを動作させる場合にはPBCLKも80MHzとします。

 この主クロック以外に副となるクロックや、発振モニタ回路も内蔵されていて、
万一主クロックが停止した場合には、内蔵の低速発振器に自動的に切り替わって
動作を継続させ、異常処理ができるようになっています。





 これらの設定はコンフィギュレーションで行うことができますが、後から変更
することも可能となっていて、SYSTEMConfgiPerformance() 関数などで
設定変更することができます。



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