【モジュラージャック アダプタとは】
PICkit 2の出力はICSP接続なのですが、外部コネクタが専用で MPLAB ICD2などの
モジュラージャックと異なるため、ICD2用に製作した基板などには使えません。
前述のソケット アダプタも40ピンより大きいデバイスには使えません。
そこで、このPICkit 2のコネクタをモジュラープラグに変換するアダプタを製作しました。
これで「MPLAB ICD2」と同じ感覚で使えます。
MPLAB ICD2に比べ大幅に低価格ですからdsPIC30以外を使うのにはお勧めです。
このアダプタは下図のようにして使います。
【アダプタの組み立て】
コネクタを1対1の接続で変換するだけですから、回路的には何もありません。
全体の組み立てを汎用の小型穴あき基板に行います。PICkit 2をコネクタに
挿入したとき、安定に固定するよう基板の半分は空きスペースとしています。
全体の組み立ては下図のようになります。
組み立てには、まずモジュラープラグのケーブルを購入し、これを切断して
片側だけを使います。
このモジュラーケーブルは「サトー電気」で購入できます。
切断したケーブルの被服をニッパなどではがして中の芯線を出します。
これを基板の穴に通してコネクタの各ピンにはんだづけします。
コネクタにはモレックス社製の横型を使い、ピンの下にあるツバを切り取ります。
ケーブルは基板に穴をあけてタイラップで固定し、動かないようにします。
取り付け方法の詳細は下図を参照して下さい。