【EEPROM】
EEPROMはまだ一部のPICにしか実装されていないメモリですが、
他のメモリとは全く独立に備えられたデータ用メモリで、特徴は電源
がOFFになっても記憶内容が消えることが無い不揮発性のフラッシュ
メモリになっているということです。
従って、プログラムで変更が出来て、しかもずっと取っておきたい
パラメータなどを格納しておくのに使います。
EERPOMの詳細については、別ページ を参照願います。
【C言語による使い方】
CCS Cコンパイラを使ってEEPROMにアクセスする方法は、コンパイラに
組込み関数があらかじめ用意されているので簡単に出来ます。
用意されている関数は下記表の2種類で、ずばりREADとWRITEだけです。
≪EEPROM用関数≫
組込み関数書式
内 容
i=READ_EEPROM(address) addressで指定された番地のEEPROMのデータを読み出す WRITE_EEPROM(address,value) EEPROMのaddress番地にvalueというデータを書込む。
書き込みには数msec要する
【プログラム使用例】
実際の使い方は下記の例のようにします。まず読み出しは簡単で、
書込みも上記関数のみで難しいことは無く下記のようにします。
(1) 10番地の内容を読み出す
#define PARAMETER 10
para = READ_EEPROM(PARAMETER);
(2) 10番地にparaのデータを書き込む
#define PARAMETER 10
para = volume+1;
WRITE_EEPROM(PARAMETER,para);