ディジタルマルチメータなどの校正用に使えます。
1.概要
実験室で電子工作をする時困るのは、基準となる電圧と電流が簡単には手に入らない
ことです。そこで、ナショナルセミコンダクタ社が出している高精度電圧標準IC
を利用し、実験室レベルでは十分な精度を持った基準電圧電流源を作ってみました。
テスターやディジタルマルチメーターの校正用として使え、1台あると実験に
自信がもてます。
2.機能
入力 AC100V
出力 @ 10.000V ・・・・ ICの出力直結、ICの精度そのもの
ランク0、1、2があり倍の精度の差があるが
ICを2個並列接続し精度アップした。
これで0.04%/V(0.4mV)の絶対精度を確保。
A 1.000V ・・・・ @をオペアンプで1/10にしたもの
B 10.000mA ・・・・ @から電流に変換したもの(最大負荷200Ω)
C 1.000mA ・・・・ @から電流に変換したもの(最大負荷2KΩ)
3.構成
----- 16V +-------+
| REG |-+--|LH0070 |-+--------------O 10.000V
----- | +-------+ |
| +-------+ | +-------+
+--|LH0070 |-+--|1/10 |---O 1.000V
+-------+ | |Devide |
| +-------+
| +-------+
| |V/I |---O 10.000mA
+--| Conv |
| |---O 1.000mA
+-------
4.回路図とパターン図
回路図は下図となっています。拡大出来ます。
また回路図は、CADである「HiWIREU」で描いているので
ダウンロードして使って下さい。パターン図は手書きで作成したものです。
回路図(ダウンロードしてお使い下さい)
パターン図(直接見えます)
5.高精度基準電圧IC
ナショナルセミコンダクタ社の高精度電圧標準ICです。
特徴は無調整で絶対精度を保証していることで、アマチュア工作での
電圧標準として十分の精度を持っている。
(10Vの出力に対し、+−0.2mVの精度)
品名 LH0070(10.000V) LH0071(10.240V)
選別 −2、−1、−0の3ランクに区分されている
絶対精度 +-0.02%(ランク2) +-0.03%(ランク0,1)
供給電源 11.4V 〜 40V
電源変動 +-0.01%/V(ランク2) +-0.02%/V(ランク1)
温度変動 +-0.01%/℃(ランク2) +-0.02%/℃(ランク0,1)
出力負荷 3mA
使い方 電圧標準とする時には100Ωの抵抗を通して3個程度を
並列接続するとさらに精度を向上させることができる。
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+12V --|LH0070 | output
|LH0071 |---- 10.000V
GND --| | 10.240V
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6.実装方法
写真はケースの上ブタをはずしたところ。
電源用の超小型トランスと制御基板が見える。
基板は手書きによるパターン図で作ったもの。
左上部にLH0070が2個並んでいる。