1.概要
測定器として使える低周波発振器で、10Hzから100KHzの正弦波を出力します。
発振回路には有名なインターシル社のICL8038を使っています。
使用目的は、アンプの周波数測定、フィルター特性の測定、送信機変調用、などなど
アイデア次第です。
2.機能・仕様
今回はごく単純な構成に徹しました。いろいろな付加回路を試してみました
が、結局最も単純な構成が特性的にも良い結果となりました。
【構成図】
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| ICL8038 | | TL082 | SINE
| Wave |--VR SW-| OP Amp |->Output
| Generator | | |
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Range SW
【仕様】
周波数レンジ:4レンジ切替え
レンジ1:10 〜100Hz
レンジ2:100〜1KHz
レンジ3:1K 〜10KHz
レンジ4:10K〜100KHz
出力種類
正弦波出力1:出力電圧可変
正弦波出力2: 〃
方形波出力:出力電圧固定(約3.5Volt)
(周波数カウンター用)
出力電圧可変:連続可変と1:1/10切替えの併用
600Ω負荷で最大3Volt rms以上
電源 :AC100Volt
3.回路図/パターン図
本発振器の回路図は下記となっています。ダウンロードしてお使い下さい。 ★低周波発振器回路図(HiWIREUでご覧下さい)
★低周波発振器パターン図(HiWIREUでご覧下さい)
★「HiWIRE U」はフリーソフトで入手できます。 回路図は下図のようになっています。拡大表示出来ます。
4.実装方法
今回は基板のままです。これから周波数カウンターも加えてケースに
実装しようかと思っています。
実装部品面詳細写真 実装半田面詳細写真
ICに放熱用のアルミ板が付けてあります。これはICL8038を+-12Voltで使うと
結構発熱するためです。9Volt程度まで落とすと発熱はぐっと少なくなり
放熱フィンは不要と思います。