汎用6桁周波数カウンタユニット
汎用のCMOS LSIを利用して製作した汎用の6桁周波数カウント
が出来るユニットで、10MHzまで直接カウントできます。
1.概要
別項の低周波発振器用に製作した周波数カウンタです。余分な機能
はすべて削除した基本機能のみのカウンタです。
基板のユニット形式となっていますので、何にでも応用できます。
使ったICもCMOSの標準的なICですので入手も簡単だと思います。
直接入力では、10MHzまでのカウントですが、その前に高周波対応の
プリスケーラを追加すれば高い周波数までカウントが出来るようになり
ます。
2.機能
・機能内蔵 : 周波数カウンタ
・周波数測定範囲 : DC〜10MHz
・設定ゲート時間 : 0.1sec、1sec(ストラップ切替え)
・表示 : 6桁のLEDを直接ドライブ
自動ブランキング、小数点表示は無し
・入力 : TTLレベル
・電源 : DC7〜12V 最大100mA程度
3.回路図
回路としては下図のようにCMOSロジック回路のみですので、誰が組み
立ててもまず動作すると思います。
基準となる発信素子には、「SPG8651B」というICタイプの基準発振用の
素子を使っています。これは良く使われているものなのでどこでも入手
できると思います。この中身は水晶発振子と半導体回路を組み合わせて
作られており、ピンから幾つかの基準となる周波数の信号が出力されて
います。
パターン図の中には、入力信号が小さい場合のためにFET用の入力ア
ンプ回路が余分についています。
また、6桁のLED表示部は市販品でまかなっていますので、特に回路図も
パターン図もありません。
6桁周波数カウンタ回路図
6桁周波数カウンタパターン図
★上記図面は「HiWIRE U」でご覧下さい。
4.実装方法
実装の方法は下の写真のようになっています。3端子レギュレータには
放熱板が付けてあります。 表示部との接続はコネクタと個別線の両方です。
カウンタ本体
表示部と接続したところ
カウンタ本体プリント基板裏面
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