PICでモータ制御をテストするための負荷となる
モータとセンサ類をまとめたものです。
PICでモータの速度制御や、PID制御の実験をする際に、実際の
負荷となるモータが無くてテストが出来ないことがあります。
そこで、いろいろな動作に対応できるモータテスト用の実験ベンチ
を作成しました。
市販のパーツを使って出来るだけ同じ物がすぐ出来るように工夫
しました。
【構成】
全体の構成は簡単で下図の様な回路構成になっています。
個々に使っている部品は次のように市販の入手しやすいものだけ
に限定しました。
(1)モータ
マブチモータで各種どれでもテストに合わせて使用する。
(2)モータ負荷
これもマブチモータそのものとし、可変抵抗を負荷に接続して、
モータ負荷として可変できるようにしました。
(3)回転数センサ
検出センサは発光ダイオードとフォトセンサのカプラを使い、
回転素子には、ミニ4駆用のアルミで出来たサイドローラー
を使いました。
(4)ジョイント
モータと負荷モータとのジョイントには、スプリングのフレキシ
ブルジョイントを使い、回転数検出用ローラとの接続には、
モータキットに添付している歯車を利用しました。
(5)ベンチ
組み立ては、タミヤの模型工作キットを使っています。
【使い方】
テストモータにPICのコントローラを接続して動かすようにします。
あとは、負荷となるモータ側の可変抵抗を適当に変化させながら
負荷量を可変させることで、負荷の変化に対する制御性能などの
確認が可能となります。
回転数のフィードバックが必要な時には、回転数センサの出力を
そのままPICに入力出来ます。
【外観】
実際の組み立て後の外観です。
上図の左側がテスト用モータで、右側が負荷となるモータです。
真中に、回転数センサ用のローラと、フォトカプラがあります。
台となっているのは、タミヤの模型組み立てキットです。
モータと負荷、回転数検出センサの
取り付け方法の詳細部の拡大です。