表面実装部品組み立てに必要な道具


【概要】

最近は、ICもフラットパッケージのものが多くなり、高機能で便利で使いたいなと
思うものほどフラットパッケージになっています。
そこでこれらのフラットパッケージ部品を何とか自作するために試行錯誤の結果
こういう道具を使えばアマチュアでもフラットパッケージの工作ができるという
方法を紹介していきます。

【必要な道具】

基本的に表面実装部品ははんだ付けで固定するわけですから、はんだ付け用の
道具が工作に必要な道具ということになります。

(1) はんだこて
 先の細めの22Wか25Wのはんだこてを使います。できるだけ先が細い方が
良いですが、余り細いと熱が伝わらなくなりますから、IC用と書いてあるもので
大丈夫だと思います。





(2) ピンセット
 これも先の細いピンセットが良く、しかも丈夫で力の入れられるものが良いです。
 部品をしっかり挟んで固定しながらはんだ付けしますので、力が加えられることが
 必要です。



(3) はんだ吸い取り
 ブリッジした時などの余分なはんだを吸い取るためのものです。
 これも先の細いタイプが良いでしょう。



(4) ルーペ
 これも必須の道具で、ICの細かい配置やブリッジの有無、仕上げの確認など
 細部を拡大して見るときに使います。
 写真のフィルムチェック用のものが安価でよいですね。拡大率が10倍程度
 あった方が良く見えます。


写真のフィルムチェック用
ガラスレンズのものが良い
拡大率が10倍のもの
千円前後です。

下部のスカートの部分で
焦点距離をあわせるので
しっかり固定して見ることが
できます。


(5) フラックスと洗浄剤と綿棒
 まずはんだ付けする際に必要になるものです。
  ・プリント基板用フラックス(無洗浄タイプ)
  ・プリント基板用フラックス洗浄剤
  ・綿棒


左側がフラックスで右側が洗浄剤です。
いずれも500円程度です。

フラックス Goot社 BS-75B

洗浄剤  Goot社 BS-R20B


各ビンのふたには刷毛がついていますので
これで塗布します。

綿棒はフラックスを除去するときに
洗浄剤を塗布後綿棒で拭き取ります。

綿棒に洗浄剤を染み込ませて取るのが、
意外ときれいに取れる方法です。








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