チップ型部品のはんだ付けの仕方

【概要】

チップ型の表面実装の抵抗やコンデンサの取り付け方の説明です。

【はんだ付け手順】

チップサイズの抵抗やコンデンサ、ダイオードなどは、下記の手順で
はんだ付けすると、取り付け易いと思います。

(1) 取り付けるランドの片側に予備はんだをする
　最初に部品を仮固定するため、まずランドの片側にはんだメッキを
します。このときあまりはんだが少ないと固定しにくいので、すこし盛り上がる
くらいにして、かつはんだのヤニが少し残るくらいに手早く行います。




すこし盛り上がるくらいで
手早くすませてヤニが残る
くらいにする



(2) 部品の仮固定
　部品をピンセットで挟みながら、予備はんだしたランドにチョンと付けます。
　動かない程度に固定すればOKです。
　仮り付けしたとき、部品が浮き上がっていたら、今度は、ピンセットで上から
　部品を押さえて再度チョン付けします。　
　　この段階では何度でもやり直しできますから、ぴったりとなるように
　調整しながら仮止めします。

チョン付けでまず部品を固定する
しっかり付けようとすると部品が
動いてしまうので位置あわせが
やりにくい。
浮いてしまったらピンセットで押さえ
ながら再度チョン付けする。





(3) 反対側のはんだ付け
　チョン付けで固定したら、今度は反対側の方をきちんとはんだ付けします。
　これは一応部品が固定されていますので、はんだを流し込みながらすれば
　楽にできると思います。


反対側をしっかりはんだ付けする





(4) 仮固定を本固定にして完成
　チョン付けした側をきちんとはんだ付けすれば、これで取り付け完了です。