1.概要
ホームページにHiWIREで描いた回路図やパターン図を画像として作成
する方法を説明します。
ポイントはパソコン通信で使われている、BIDファイルを中継用の画像
として使っていることです。 また、図面の大きさを適当にするため、
印刷用紙指定を「A5」にしています。
2.画像化手順
Windows95上でHiWIREの図面を画像化する手順の説明をします。
(1)HiWIREと同じディレクトリに下記BID関連ファイルをコピーします。
所在は NiFTYServeのパソコン工作フォーラムのライブラリにあります。
・PHOOKJ.COM :印刷出力をフックして「*.PRN」ファイルを
ディスクに出力する。
・BIDX.COM :上記「*.PRN」ファイルから画像ファイルである
「*.BID」ファイルを作成します。
・BIDBMP.EXE :上記「*.BID」ファイルを「*.BMP」ファイルに
変換します。これで通常のWindowsの画像処理が
可能となります。
(2)「filename.prn」ファイルを作成
Windows95でMS-DOS窓を開き、HiWIREのディレクトリに移動します。
その後で下記コマンドを入力し「PHOOKJ.COM」を実行します。
phookj filename sibm.bat または
phookj filename snec.bat
(filename:画像としての適当なファイル名)
このコマンドを実行すると、HiWIREが起動します。
HiWIRE上で下記印刷処理作業を実行します。(下記例は回路図の場合)
Print a schematic
→ Printer/plotter to use
→ 「necpr201.cfg」を指定します。
→ Schematic to print
→ 画像化する回路図を指定します。
→ Print the selected schematic
(印刷を実行するとディスクに書き込んで終了する)
→ HiWIREを終了する。(Exit)
これでHiWIREのディレクトリ内に「filename.prn」という印刷イメージが
作成されています。
(注)事前にnecpr201.cfgを修正して、用紙指定を「A5」にしておきます。
(3)「filename.prn」を「filename.bid」に変換する
同じMS-DOS窓で、下記コマンドを実行します。
bidx filenmae.prn filename
この結果、HiWIREのディレクトリ内に「filename.bid」が作成されます。
(4)「fiename.bid」を「filename.bmp」に変換する。
Windows95上で 「bidbmp.exe」を実行します。
実行すると開く窓で、「ソースPATH」の欄に参照を使って上記
「filename.bid」を指定した後、OKをクリックすると、同じHiWIREの
ディレクトリ内に 「filename.bmp」ファイルが作成されています。
(5)「filename.bmp」を「filename.gif」に変換する。
この後は通常のWindows上での作業になります。
私はGIF画像ファイルを作成するのには、Microsoft Photo Editorを
使っています。 通常のOffice97に標準で含まれているプログラム
で画像処理に便利です。 この上で下記作業を行います。
「filename.bmp」を開く
→ 効果 → ネガ で画像の白黒を反転する。
→ 透過色の指定で白の背景を透明にする。
→ 「filename.gif」として保存する。
これで、ホームページ用の画像ファイルとして適当な大きさの画像
ファイルの出来上がりです。