ＨＰ２００ＬＸについて
ＨＰ２００ＬＸについて
ＨＰ２００ＬＸとは、ヒューレットパッカード社が開発したパームトップコン
ピュータ（最近はモバイルコンピュータともいう）です。
重さは電池を含んでもわずか３１２ｇ、
寸法は16cm(幅)x8.64cm(奥行き)x2.54cm(高さ)という小ささですが、
これで立派にＩＢＭ ＰＣ互換機であり、まさにモバイルコンピュータとして
ふさわしいものです。
この２００ＬＸは発売後すでに２年たった今でもこれを超えるものない
究極のマシンです。
２００ＬＸの魅力は
・長いバッテリ駆動時間
：単３のアルカリ電池２本で普通の使い方なら1ヶ月以上持つ
・立って使えるキーボード
：親指２本で操作できる 電車で立ったまま使える
・マルチタスク
：複数のアプリを瞬時に切り替えながら使える
・フリーソフトの流通
：ＰＣ／XＴ互換機であることからＤＯＳのフリーソフトが動く
・素晴らしいＰＩＭソフト
：スケジュール管理、データベースなど優れものの内蔵ソフト群
・デスクトップとの連携
：データの連携が自在にできる ２．私の２００ＬＸの環境
私の現在の２００ＬＸのハード、ソフト環境
ハードウェア
本体 ：ＨＰ２００ＬＸ ２ＭＢモデル
クロック倍速化改造済み（クリスタル発振子を倍の周波数に交換）
増設 ：１０ＭＢのフラッシュメモリ
接続ケーブル Ｆ１０１５Ａ
電源 ：通常はアルカリ電池を使用
パソコンとの連携時はＡＣ／ＤＣ電源（秋葉原で購入した中古品）
ソフトウェア
日本語化 オカヤシステムの基本パッケージを使用
かな漢字変換にはサムシンググッドの刀を使用
日本語フォントには１４ｘ１４ドットを主に使用
スケジュール管理（内蔵Appointmentsを使用）
殆ど１週間表示で１時間単位の表示設定で使用
最もよく使っている機能、内蔵ToDoを備忘録として利用
名刺管理（内蔵Databaseを使用）
パソコンでＯＣＲ名刺リーダで読み込んだデータをそのまま活用
データ変換にはL1DBを使用
もっぱら電話と訪問先確認用に活用
電話帳（内蔵PhoneBookを使用）
個人の電話帳として使用
英和和英辞書（フリーソフト）
eng2japをベースにPDIC用辞書を利用
電車最短経路探索（フリーソフト）
TRAINを使用
メニュー拡張
SMMxを使用しメニューページを追加
電池使用状況監視
BATTLOGによるグラフ表示
エディタおよびLogExpress
VZを使用
パソコン通信のLOGやインターネットのテキストを電車の中で読む
パソコン連携
ＲＳ２３２Ｃ直結で内蔵LapLinkRemoteで外付けディスクとし
パソコン側もＤＯＳモードでLapLinkRemoteを使用
もうひとつの方法はノートパソコンとはフラッシュメモリの差し替え
で直接転送
その他
内蔵SystemMacrosを利用して操作簡単化
内蔵Filerでメモリバックアップ
電卓として内蔵HPCalcを使用
・朝の通勤電車の中、昨晩ダウンロードしておいたＬＯＧをさっと読む。
・会社に着く。さて今日の一日はとスケジュールを開いて今日の日程を確認。
また今日やらなければならないことをＴＯＤＯリストでチェック。
・パソコンの電源を入れ電子メールを読みはじめる。
会議開催の通知、日時を確認して２００ＬＸに入力。
・９時になると電話しなければならない客先へ電話。
２００ＬＸの名刺データベースを開き電話番号を調べ電話する。
お客からの依頼内容をＴＯＤＯリストに追加。
・たまに来る英文ＦＡＸ。２００ＬＸの英和辞書を頼りに読む。
・午後外出、電車の乗り継ぎと所要時間を２００ＬＸ ＴＲＡＩＮでチェック
・客先打ち合せ後、他に合うべき人を名刺データベースでチェック、
会社順に並んでいるので他部門の人も同じ会社なら直ぐ見れる。
とりあえず電話してみて留守かどうか確認。今日はお留守、別の機会にする。
・帰社、そろそろ未入力の名刺が溜まった。名刺リーダでパソコンに入力。
以前の名刺データに新しい分を追加してCSVフォーマットで保存。
２００ＬＸのフラッシュメモリを取り出しパソコンにセット。
ＣSVデータをフラッシュメモリに転送、２００ＬＸにフラッシュメモリを
戻して名刺データベースを更新。
・そろそろ帰る時間、ＴＯＤＯリストの削除と追加。
時々ＢＡＴＴＬＯＧで電池の残量を確認。まだ大丈夫。
・帰宅 ・ウェブサーフィンを楽しむ。
ＨＰ２００ＬＸに関する情報源はいろいろありますが、何といっても
NiftyServeの ＦＨＰＰＣフォーラムに優るものは無いでしょう。
ここにはＨＰ２００ＬＸに関するありとあらゆる情報が在るとともに、会議室で
分からないことはいつでも相談できるという強みがあります。
このフォーラムの会員は５万人を超えているといわれ、会議室への書き込
みもものすごい量で、とても毎日読み切れない様な状況です。