【PICSTART PlusのICSP】
PICSTART Plusはもともとゼロフォースソケットで書き込むためのもの
ですから、ICSPには対応していません。
しかし、このソケットからケーブルを引き出すことでICSPを行うことが
できます。 この場合のICSPの接続回路は下図のようになります。
(注意)本図のICSPコネクタはモジュラージャックではなく小型の別コネクタです。
したがってピン配置が異なります。
【ICSPケーブルの製作】
それでは、実際に必要なICSPケーブルを作成してみましょう。ケーブル
といってもわずか5本の線を接続するだけですから簡単です。
PICSTART Plusというマイクロチップ社純正のプログラマ用のICSP
ケーブルです。
PICSTART Plusには、PICを実装するためのゼロフォースICソケットが
ありますので、これを利用することにします。ケーブルの回路接続は、
上図のようになりますが、問題はICソケットとの接続部分です。
このゼロフォースソケットにうまく実装できるように工夫して組み立てた
ケーブルが下記の写真のようなものです。
注意することは、ケーブル長で、30cm以下にします、これ以上長いと
書き込み動作が不安定になります。
接続には写真のように、シングルインラインのピンを使い、通常とは逆に
ピンの長い方を基板の穴に挿入してはんだ付けしています。
これで基板の裏側に5mm程度ピンが出ますので、これを下記の写真の
ようにPICSTART Plusのゼロフォースソケットにセットしてレバーを上げて
固定します。これで十分固定できます。