【間欠動作とは】
SleepモードやDeep Sleepモードに入った後、再起動させることをウェイクアップ
といいますが、周期的にウェイクアップさせ、必要な機能を実行したらサイド
Sleepモードに入る、ということを繰り返すことを間欠動作と呼びます。
この場合の消費電流は下図のように大部分の時間がSleep状態になるように
すれば、大幅に平均の消費電流を減らすことが可能となります。
【ウェイクアップのトリガ】
Sleep状態からウェイクアップさせるためのトリガとなるのは、リセットか割り込みです。
しかし、SleepモードやDeep Sleepモードで動作できる周辺モジュールに限定されます。
したがって、トリガ要因となるのは下記のようなモジュールとなります。
(1) Sleepモードの場合のウェイクアップ要因
・WDT
・Timer1
・RTCC
・ULPWU(Ultra Low Power Wake Up Module)
・外部割込み(INTx)
・SPIスレーブ
・マスタリセット(デバイスリセット)
(2) Deep Sleepの場合
・DSWDT
・外部割込み(INT0)
・RTCC
・マスタリセット
【ウェイクアップ用モジュールの消費電流】
上記のウェイクアップのトリガとして使用可能なモジュールは、Sleep中に動作させる
ことになりますから、その消費電流増加が問題となります。
これらの消費電流を比較すると、下記のようになります。
PIC16LF193x、PIC24FはXLPファミリの代表例で、このファミリの消費電流が非常に
少なくなっていることがよく分かります。