【第18回情報交換会概要】
【重要なお知らせ】
PICクラブのご案内のメールが届いていない方、メールアドレスが
変更になった方は、下記までお知らせ下さい。
後閑 gokan@m2.ocv.ne.jp小川 晃 田村 達弘 内田 高之 小川 晋一 西村 正弘
開催日時 2003年 5月10日 PM1:00〜PM5:30
開催場所 エポック中原 第3会議室
出席者
長浜 淳一 日高 弘 千田 隆 山原 忠雄 小野寺 康幸
小田島 雄一 大内山 士郎 樋口 聡 深沢 秀男 梁取 弘明
矢野 百人 上谷 晴彦 堀 浩一郎 松家 光雄 田中 俊幸
山田 明伸 宍戸 浩二 後閑 哲也
【まとめ】
第18回情報交換会は、駅前のエポック中原の会議室を借りて開催しました。
新たに参加された方々を含め、多くの作品の紹介がありました。
実用的なものから自習用まで、皆さんそれぞれにアイデアを凝らしたものでした。
《参加者写真》 この他に田中さんが参加されました。
山原氏 西村氏 千田氏 大内山氏 日高氏 小川氏 梁取氏
矢野氏 小田島氏 深沢氏 山田氏 小野寺氏宍戸氏 内田氏 田村氏 長浜氏
上谷氏 堀氏 小川氏 樋口氏
【作品紹介】
1.ロボットパーツ :梁取さん
梁取さん経営のCLUB WAD社が組み立て
ロボットをカタログ化したとのこと。
★ CLUB WAD HomePage
2.ロボットハンド : 田中さん
どこかの展示会の出典するといことで、大急ぎで製作中のロボットハンドを
紹介して頂きました。
ちょっと大きめで、これをラジコンサーボとリンケージで動かそうとして
います。ちょっと重くて下側の間接が動くかなという感じです。
左側の根元がうごかせるか?
ものを挟んで掴み取る動作をする
ようになっています。
後ろ側にあるのは、巨大な台車
このアームを載せて動かすつもり。
3.基板シルク代用印刷 : 深沢さん
基板にシルク印刷をする代替として、EDAツールをそのまま使って
のり付き用紙に部品図を印刷して基板に貼り付ければ、
そのままシルクの代用になって、実装も間違いなく出来ます。
結構きれいに仕上がっています。
PICの練習用基板です。
紙といっても結構きれいに出来ています。
4.イルミネーション : 小野寺さん
PICで2色の発光ダイオードを点灯させています。
単純な制御でなく、PICに4ビットのラダ-抵抗を2組接続して、
簡易D/A変換器として、発光ダイオードの明るさを16段階で制御
できます。
これにカバーを被せると回り灯篭のような感じになって
結構雰囲気のある灯篭になります。
青色に少し黄色が混ざっていて
隣の赤と混色で白に近い色も
発色しています。
上に回り灯篭を被せて雰囲気のある
光が出ます。
これで回転させれば完全な回り灯篭だが、
しかし、回らない???
5.将棋対局用タイマ : 千田さん
初めての参加の千田さんは将棋が趣味とのこと。
その将棋の対局に使うタイマーで、対局者がそれぞれ、
指し終わったら、自分側のボタンを押します。
そうするとタイマの減算が相手側に移る仕組みです。
持ち時間がタイムアップすると、10秒毎の早手指しに
自動切換えになります。
興奮してボタンを叩くので
丈夫なボタンを使っているとか。
持ち時間の設定もきちんとできるように
なっています。
6.調律コントローラ : 山原さん
ピアノやギターの調律に使います。マイクの音をアンプで増幅して
PICのA/D変換に入力しています。
PIC側で、波形の繰り返し周期を観測して、設定された値だったら
LEDを点灯させて調律ができたことを知らせてくれます。
右下にあるのがマイク
繰り返し周期の観測で、繰り返しの
値が何回か同じになったら
というところで苦労しているようです。
7.汎用ユニット基板 : 日高さん
インフロ社さんで入手できる汎用ユニットの基板を活用した
PICの練習用基板です。
PICの差し替えが簡単に出来るように、ゼロフォースソケットを
中継基板を自作して実装しています。
中継基板の自作は大変でしたね。
8.音声録音再生コントローラ : 長浜さん
ユーザーインターフェースの改良として、液晶に漢字を表示させ
さらに音声で知らせるというところで、下側の試作基板で、音声を
録音するところまで自作して行き詰まったところに、
WinBond社から音声録音再生がワンチップでできるICがあることを
発見、早速試作したのが上側の基板です。
ISD25xxシリーズのワンチップ音声
録音再生LSIの試作基板
結構音質も良いようです。
この音声録音再生LSIは下記で入手できます。
マイクロテクニカ社
漢字表示と音声録音までの試作基板
グラフィックの液晶表示器に漢字で
表示できるようになっています。
9.サーボコントローラ : 小川さん
本格的な製品開発中のもので、複数のサーボユニットを制御できる
制御ユニットです。
ロボットの数10個あるようなサーボを連動制御するためのもので
親ユニットに子ユニットがシリアル通信で接続されていて、1つの
子ユニットでサーボ4個制御できるようになっています。
全体構成
テスト用サーボが8台並んでいる。
親ユニットに子ユニット1台の構成で
テスト
サーボの連動制御データを簡単にできるように
するためのパソコン用ソフトも開発中。
これを使うと、1つの姿勢から次の姿勢の静止
状態を与えれば、その間の補間動作を自動的に
生成してくれるとのこと。
10.小型化したラップタイマ : 矢野さん
オフロードラジコンカーレースに使うラップタイマで、
前回紹介していただいたもののバージョンアップ版です。
さらに30%程小さくなって、内部のPICも2個から1個に
なって簡素化されています。でも機能は結構高機能です。
左側が車載器で、右側がデータ収集ユニット
車載器にPICが入っていて、電磁誘導で固定器
と通信をして、自ら内蔵のタイマの時間を
フラッシュメモリに保存します。
レース終了後、この車載器を取り出して、この
データ収集ユニットに近づけると無線で通信して
時刻データを渡します。
11.整理番号表示器 : 上谷さん
現在製作中の番号表示器です。
病院などの待ち合わせ番号表示と似たものです。
大型のLEDをPICでダイナミック点灯制御をしています。
結構明るく表示されています。
これからパソコンと接続して表示するデータの送受信機能を
追加するとのこと。
LEDは明るい表示
12.TCP/IP紹介とFlashの紹介 : 後閑
現在製作中のPICNICを利用した、TCP/IPのプログラムの解説
をしました。
まだHTTPプロトコルの追加開発中です。
最近 ホームページに使った、Flashについての説明と
Mcromedia社のFlash5の使い方を簡単に紹介しました。