【第39回情報交換会概要】
開催日時 2011年 8月 7日 PM1:00〜PM5:30
開催場所 川崎市総合福祉センター(エポックなかはら)
7階 第3会議室
【まとめ】
夏本番が再開した暑い日で、夏休みに入った方がも多かったにも関わらず
大勢の方々の参加をいただきました。
《スナップ》
【作品紹介】
1.Android Accessory と chipKITシリーズの紹介 : 後閑
(1) Android Accessory の紹介
最近Google社からリリースされたAndroidのアクセサリを接続するための
ライブラリと、それを使って製作したPICの汎用I.Oボードの紹介を行いました。
試作したアクセサリ側は、PIC24を使ってUSB組み込みホストとしてハードを製作し、
ファームウェアは、マイクロチップのUSBフレームワークのAndroidクラスを使用して
作成しました。
USBスレーブとなるケータイにはNexus Sを使い、アプリケーションプログラムは
EclipseにAndorid SDKを使って製作しました。
実際のデモはPIC側で温湿度、照度、気圧の計測と、デジタルのオンオフの入出力
ができる試作ボードを使用し、これをNexus Sで監視制御する構成として紹介しました。
実際の動作中の構成は下記のようになります。
左側がNexus Sケータイ
右がPIC24で製作した汎用I/Oボード
デジタルオンオフ制御
デジタル状態表示
温湿度数値表示
照度のバーグラフ表示
(2) chipKITシリーズ
DIGILENT社がマイクロチップ社のサードパーティとしてPIC32MXを使った
Arduino互換ボードを販売、Arduino Software互換IDEも提供している。
下図のようにchipKIT Uno32とchipKIT Max32という2種類のデモボードを用意している。
chipKIT Uno32 chipKIT Max32
これを使った自作周辺ボードとそれを動かす開発環境のデモを行いました。
実際のハードウェア構成は下記のようになります。
互換IDEソフトウェアは下記からダウンロードできます。
「DIGILENT社ウェブページ」
下のボードがchipKIT Uno32
上側が液晶表示器を実装した
周辺ボード例
上側はフルカラーLEDと
3桁のセグメントLEDを
実装した周辺ボード例
2.半導体センサーによる放射線量計 : 小野寺さん
ガイガーカウンタのこれまでと異なる製作例で、γ線の検出にPINフォトダイオード
を使っています。(旧Silicon Sensor社の製品)
1cm四方のフォトセンサでこれをアルミ箔でシールドすれば、可視光の影響を無くし
放射線だけの検出ができるとのこと。
検出電圧が微小なので、アンプに高性能な低雑音化をする必要があるとのこと。
センサの電圧は5VでOKなので、前回の
センサー(500V)に比べ電源周りは簡単
右上のアルミ箱に入っているのが
フォトダイオード
詳細の資料は下記参照ください。
「半導体放射線検出器」
3.LED電球の実用化 : 横田さん
LED電球のその3。 60W相当の家庭内蛍光灯の置き換えを狙って製作
3個直列の高輝度LED(9.3V)を14個直列にし、AC100Vの全波整流で直接点灯
さらにPICマイコンで全体を一括でPWM制御してい調光制御をしている。
1個の基板に14個のLEDが実装されいる
この基板を6枚並列接続
このLED照明の製作記は下記から
ダウンロードできます。
「LED電子工作 パート3&4」
中央にPICの制御部が組み込まれている
PICは8ピンのPIC12F683
電源がトランスレスなので軽量にできている
結構明るく光り、家庭用照明としては十分の
光量がありそう
続いてLEDで製作したバーサライタの製作例の紹介をいただきました。
加速度センサで方向を検知して文字を描く順序を制御しているとのことでしたが
逆方向の制御が何ゆえかうまくできない状態であるとのこと。
バーサライタ本体の外観
PIC16F883を使用
8個のLEDの制御
電源はDC/DCコンバータで
単31個から3.3Vを生成している
実際に動作させているところ
4.ガイガーカウンタ製作キット: 阿部さん
小野寺さんのセンサー自作のガイガーカウンタをキットとして販売をはじめた
報告。好評であっという間に売り切れ状態とのこと。
フィルムケースや薬品ケースを使ってガイガーミューラーセンサーを自作する
ことから始めるキット。
外観と中身は下記のようになっている
下側側面にセンサーの頭部が見える
表示は液晶表示器
このキットの入手は下記から
「BitTradeOne」
価格:12,800円
内部基板も実装、組み立てが必要
4.無線交信自動記録ウェブサーバ : 笠木さん
アマチュア無線の交信の音声記録をPICのウェブサーバに自動的に行い、
SDカードに保存する。
その保存した内容をインターネット経由で呼び出し再生することができる。
災害時の交信記録の保存と再生を可能とすることができる。
外観は下図のようになっています。 Olimex社製基板で製作している。
PIC24FJ64GP202+ENC28J60で
構成
音声をオペアンプで増幅後直接A/Dで
サンプリング入力
音声出力はPWMで出力しローパスフィルタ
でアナログ化
無線機の代替として仮にiPODから音声を入力
設定した4桁のDTMF信号を受信すると音声録音
が自動的に開始されファイル化される。
ウェブサーバとしてファイルの一覧表を提供する
この一覧表をPCのエクスプローラで表示させて
ファイルを選択するとその記録音声を聴くことができる
5.MBEDを使った畑作の温度計測装置 : 松元さん
MBEDとして販売されているLPC1768マイコンを使って畑作の温度測定を記録し
野菜などの収穫時期を特定する装置製作の温度測定部の試作品
複数の温度センサの校正を半自動化する方法を説明
MBEDを使った試作品の外観は下記のよなもの
下側の小型基板がMBEDのCPU
LPC1768が実装されている
課題は畑の屋外でバッテリで使えるように
低消費電力化をすること
6.MIDIによる出力制御 : 深沢さん
MIDI信号を入力し、そのコードを解析して、コードごとに特定の出力をオンオフする
ユニットを開発中。音楽でロボットを操作するか、照明などの制御が可能となります。
外観は下記のようなボードとなっており、PIC24F64GA004で全体を制御している。
MIDI信号の入力はフォトカプラで絶縁してからUARTで行っている。
PICはマルツ電波で販売している変換基板に
実装済みのものを使っている。
並んでいるLEDが制御出力となる
MIDIの音楽に応じて特定のLEDが点滅する
7.扇風機のゆらぎ制御 : 平峯さん
安価な扇風機をPWM制御してゆらぎ扇風機に変えようというもの
製作したコントローラの内部は下図のようになっていて、PICとSSRで構成し、
扇風機の単相誘導モータのAC電源を直接PWM制御しています。
AC電源の位相とかはお構い無しにオンオフしています。デューティを数段階
で可変し、揺らぎパターンはEEPROMに書き込んで一定周期でゆらぎの制御
を実行しているとのこと。
高速回転になるとややコギングがあるため、オリジナルの扇風機は、ファンの
固定ねじ部分が破壊されてしまったため、ここを改造して強力なものに変更
したとのこと。
PIC16F1827を使用
SSRはキットで購入したものを流用
PWM周期はタイマで生成
10Hz以下のかなり遅いPWM制御と
なっています。
詳しくは下記資料で
「そよ風メロディー」
8.電子回路自作生活の紹介 : 浅井さん
日ごろ電子工作で楽しんでいる内容を紹介していただきました。
その内容はブログとホームページで紹介されています。
数多くのPICを試されています。
「Nobchaの電子回路日記」
「ホームページ」