PICクラブ 第55回情報交換会


【第55回情報交換会概要】


開催日時  2015年9月13日(日) PM1:00〜PM5:30
開催場所  川崎市総合福祉センター(エポックなかはら)
      7階 第3会議室


【まとめ】 

夏のままの9月の陽気でしたがみなさんに集まっていただきました。
今回は報告が遅れてしまいました。






【講義】

1.マスターズ2015 参加報告 :後閑

毎年開催されているマイクロチップ社の技術者交流会兼トレーニングが行われるマスターズに
参加してきました。
今年の講習コースで注力されていたのは、IoT関連のコースと電源でした。
また開発環境関連では「MPLAB Code Configurator(MCC)」 と 「Core Independent Peripheral」関連が
目立つものでした。
とくにIoT関連ではマイコン関連だけでなく無線通信やクラウド関連のコースもあり、ホットな話題で
あるようです。

解説資料は会員の皆様には別途配布しています。

【作品紹介】

1.Facebookの状況とマジック箱 : 村上さん

PICクラブのFacebookの現状報告   「PicfunClub.G

JW-CADの紹介と実際にCADとレーザー加工機で作成したマジック箱の
紹介でした。きれいに加工されていてなかなか見栄えがします。

スイッチをオンとすると上側の小さな四角の
窓が開き、なかから腕が出てきてスイッチを
オフにして直ぐ窓が閉まるという動作です。
なかなか素早い動きでした。

詳細資料「JW-CADのすすめ


中身はこんな感じ
電池とモータだけですね。


2.ワンコインWi-Fiモジュールと熱中症指数系 : 松元さん

500円という非常に安価なWi-Fiモジュールが発売されています。
このESP-WROOM-02というモジュールの使い勝手の紹介です。
ArduinoにこのWi-Fiモジュールを接続した環境測定ユニットを製作

さらに熱中症指数なるものを表示するガジェットの製作例の紹介です。
熱中症指数なるものの解説もしていただきました。


中央の青色の基板がWROOMの
Wi-Fiモジュール
下側がArduino

資料「WROOM」の紹介

実際の表示内容
wbgtが熱中症指数



熱中症指数の解説中

「熱中症指数計」の解説資料


3.PIC32MZ評価基板の紹介とHARMONYの使用例紹介 : 齋藤さん

ずっとPIC2MZに挑戦を続けています。とうとう評価基板まで製作してしまいました。
組み立てキットになっているそうです。販売は????

この基板を使ってPIC32MZとHARMONYでシフトJIS方式の日本語表示ができる
プログラムの紹介がありました。

評価基板
上がユニバーサル基板
右下がメイン基板
左下はCPU基板




組み立て例
上側が2階建てにした例
下側はマイクロチップ社の基板を
間に挿入して使った例


2階建ての様子


PIC32MZとHarmonyで製作した
シフトJIS文字表示例


4.HarmonyでLEDチカチカ : 平峯さん

Harmonyの使い勝手を確認するため、実際にHarmonyを使ったときの手順を紹介
膨大なページ数のDocumentの読み方からの紹介です。
「MPLAB Harmony Configurator」を使ってプログラムを作成する基本的な手順の
解説になっています。
 


 資料 「HarmonyでLチカ

5.ビンテージ送受信機向け周波数カウンタの試作 : 槻木澤(つきのきざわ)さん

前回報告のあった周波数カウンタが完成したということでその報告です。

正面から見たところ
きれいな透明アクリルケース入りです。
PIC16F88を使用



裏面からみたところ


6.WROOMの紹介 : 崎田さん

松元さんと同じ話題の極安Wi-Fiモジュールを使った製作例です。
極安ですが、日本の技適も取れているとのこと。
UART接続でWi-Fiモジュールとしても使えるし、UART、I2C、GPIOでMPU付き
Wi-Fiモジュールとしても使えるようです。

製作例の紹介では、IoTデバイス、リモコンロボット、Arduinoとの接続例など
いくつか紹介されています。


WROOMのテスト用のセット

全ピンの動作確認ができるように
なっている

IoTデバイスとして動作させた例
詳細は
 資料「ESP-WROOM-02」を参照してください

WROOMをリモコンの受信機として使ったリモコンカー
WROOMをソフトAPモードで動作させ、iPhoneと直接
Wi-Fi接続して通信する
iPhone側アプリはiOSCを利用しています。

ブログサイト 「マイコンで遊ぶ」も参照してください。

IoTデバイスとしての製作例
気圧や温湿度の計測データをHTTPで送信



右側はSDカード付きでソフトウェアテスト用の基板
左側はEdisonのモジュール


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