【第59回情報交換会概要】
開催日時 2016年6月19日(日) PM1:00〜PM5:30
開催場所 川崎市総合福祉センター(エポックなかはら)
7階 第3会議室
【まとめ】
梅雨入りした中でみなさん元気に参加していただきました。今回は何故か
Raspberry Piに関する話題が多く、新鮮な感じがしました。
松元さんにはNode−Redの使い方を詳しく解説していただきました。
今後、Node−Redを使った作品がでてくるのではないかと思います。
【講義】
1.Node-Redの使い方 :松元さん
以前、何度かラズパイを使った作品でNode-Redを使われていた松元さんに
Node-Redの使い方の講義をしていただきました。
簡単な例からの解説で解りやすく、MQTPPの使い方も含めて解説して
いただきました。
この解説資料は別途会員の皆様には配布済みです。
実演中のラズパイ群
1台がサーバ
【作品紹介】
1.ラズパイを高機能部品として使う : 後閑
Raspberry Pi3をPICに接続して使う高機能部品としての使い方の例を紹介
内容は資料を参照 「Raspberry Piの部品化」
「しゃべる時計」
PICでドップラセンサを制御し
人が近づくと
ラズパイが時刻などをしゃべる
壁掛け型時計の構成
PICでRCサーボを制御しカメラの向きを
上下、左右に制御
動画ストリーミングをラズパイで実行
ブラウザで動画を見ながらカメラの制御
ダイナミックDNSで外部インターネットからも
制御できる
2.卓球カウンタの最新版 : 山内さん
かねてより開発継続中の卓球カウンタのバージョンアップ版が完成したという
ことの報告でした。外観もきれいになって製品化までいけそうです。
ケースに卓球の球が当たるとカウントアップする
10カウントごとに周囲のLEDが点滅してご褒美
となる
卓球の先生クラスだと1分間に40カウントほど
いくそうです。
一般の人は10回が目標
3.ショップ解説の紹介 : 齋藤さん
かねてより開発中のPIC32ファミリを使うためのユニバーサルボードを中心とした
販売ショップを開設したということで、その紹介でした。
このような組み立てができる基板の販売サイト
オンラインショップの解説のノウハウがあるようです。
詳細はショップサイトへ
「YS電子工作ショップ」
4.HEMSコントローラの紹介 : 横山さん
家庭の電気消費を管理する{HEMS」を自分で作ってしまったという紹介です。
安価に販売するつもりで開発したが、販売するためには別の関門があって
難しいようです。Wi-SUNで通信しスマートメータと通信
PICで瞬時電力、積算電力などの表示ができる
当初はPSOCで製作、本クラブのために
PICに置き換えたとのこと。詳細は下記参照
「HEMSコントローラの製作」
動作状態の動画
「HEMSの動作」
5.ラズパイ用電子工作キットの紹介と日時計の紹介 : 小野寺さん
ラズパイに接続して使えるセンサーや液晶表示器を実装した汎用のオプションボード
の紹介。プリント基板はCQの雑誌の付録になるそうです。
変わり種の日時計の紹介でした。太陽の影と時刻の関係を詳しく調べて製作した
とのことで、天体の動きなど、なるほどという解説でした。
日時計
右側のダイアルを北に向けて、影にダイアルを
合わせると現在時刻となる
詳細な解説は下記資料参照のこと
「Sundial 日時計」
6.PIC用BASICのバージョンアップ : 田仲さん
PIC用BASIC「マチカニア」のバージョンアップ内容の紹介。 専用の基板を頒布する
際の課題であったブートローダのPICへの書き込み方法でしたが、安価な書き込み器
を用意して一緒に販売することにしたようです。
経過詳細は下記資料を参照のこと
「マチカニア活動報告」
こちらがユーザが開発したゲーム機
BASICに関する詳細は下記サイトを参照のこと
「Machikania(マチカニア)」