【第63回情報交換会概要】
開催日時 2017年5月21日(日) PM1:00〜PM5:30
開催場所 川崎市総合福祉センター(エポックなかはら)
7階 第3会議室
【まとめ】
初夏を思わせるような暑さを感じる一日、多くの皆さんと有意義な時間を
過ごしました。
【講義】
1.MPLAB Code Configurator(MCC)の使い方実習 :後閑
最近マイクロチップ社が力を入れているMCCについて、実際の例題に
基づいて使い方の実習をしました。
現状では PIC16F1、PIC24、dsPICの多くのデバイスに対応しています。
今後PIC32MM、PIC32MKにも対応し、さらにMikro Electoronika社の
Cliksの多くのボードを取り込んでいくことになっています。
MCCを使えばレジスタについてはほとんど知る必要がなく、データシートを
視ることもほとんどなくなります。
このときのテキストは皆さんに配布済みです。
【作品紹介】
1.マイクロブロアを使ってみた : 矢野さん
セラミックで動作する空気ポンプで、実際に空気を送風するポンプを製作しています。
ホースを水中に入れるとぶくぶくと泡がでてポンプ機能ができていることがわかります。
駆動周波数は25kHz付近がピークだとのこと。
左側にあるのがポンプ本体
電源電圧が高いのでDC/DC
コンバータを実装している
「ポンプの動作動画」
「ポンプ用インバータ詳細」
2.おしゃべり時計 Maker Fairに出展応募 : 村上さん
兼ねてよりバージョンアップ中のおしゃべり時計をMaker Fairに出展応募中とのこと
新たに基板を製作している最中
「おしゃべり時計の動画」
3.PIC用BASIC マチカニア バージョンアップ : 田中さん
マチカニアで課題であった、キーボードからの入力中に画面がちらつくという課題
を解決したという報告です。
ポイントはキーボード入力にDMAを使ってキーごとの割込み処理を無くしたこと。
ビデオ信号にはDMAのタイミング精度では無理とのこと。次はSDカードにDMAを
適用して動画像の再生にチャレンジするとのこと
ゲーム基板
市販基板を組み立てたもの
SDカードでプログラムを保存できる
「PIC32のDMA機能の紹介」
4.ロボットカー : 松元さん
こちらもMaker Fairに応募中のロボットカーです。
Raspberry Piを使いNodeRedでプログラミングしています。
ブラウザからWeb経由でコントロールするところがポイントです。
センサー入力処理が未完成でこれから追加するとのこと
制御部はRaspberry Piに制御基板
を追加している
右側に測距センサがあるが未完成
「ラズパイロボットの紹介」
電池と駆動部
駆動にはローテーションサーボを
使っています。
無限回転するRCサーボです。
5.質疑応答 : 全員
今回は発表が少なく時間が余ったので、フリーのQ&Aの時間としました。
非常にたくさんのQ&Aが行われ、こちらがもっとも有意義な時間でした。
意外と皆さんMPLAB X IDEやPICデバイスの基本のところで躓いている
ことがわかりました。