【第64回情報交換会概要】
開催日時 2017年9月3日(日) PM1:00〜PM5:30
開催場所 川崎市総合福祉センター(エポックなかはら)
7階 第3会議室
【まとめ】
夏からいきなり涼しげな秋になった感の日曜日、多くの方々に集まっていただきました。
【講義】
1.Microchip Masters 2017参加報告 :後閑
マイクロチップ主催の技術カンファレンスであるマスターズに参加してきました。
マイクロチップの現況や新製品、Atmelの製品との関係、開発ツールのこれから
などなどについて説明しました。
資料はPICクラブのメンバーの方々には配布済です。
(メールアドレス等が変更になって届いていない方は「gokan@picfun.com」まで
ご連絡ください)
【作品紹介】
1.エレベータ精密模型 : 河原さん
初めての参加です。エレベータの超精密な模型で、カゴの動きや、扉の開閉など
本物そっくりに動きます。
カゴとバランサで平衡させ、小さなモータと細い金属ワイヤで動作させています。
エレベータ模型の正面
3階分の模型になっていて、各階には扉があり
カゴにも扉があります。
階で停止すると自動的に扉が開閉します。
詳細は下記を参照してください。
「エレベータ模型正面詳細」
「エレベータ模型仕様詳細」
骨組みはすべてサッシの切り出し
全体をアクリルで覆っている
制御は全体制御がPIC16F886
カゴの制御がPIC16F683
スイッチやセンサの入力はA/Dコンバータの
電圧で区別している
エレベータの駆動部
下側に見える黄色の小さなものが
駆動モータ
ワイヤのプーリーは自作品
リモコンユニット
無線で本体と通信しリモート制御
2.PIC用BASIC マチカニア バージョンアップ : 田中さん
Maikersに出店したバージョンアップ版ゲーム機と、最新版のPIC32MKを使った
試作機の紹介です。
高速版PICにバージョンアップした画像の動きは非常にスムースできれいな表示
になりました。
さらにMKシリーズを使った試作機では
SPIを3系統同時転送でカラーのNTSCの信号を生成しているとのこと。
次期ゲーム機の作品
PIC32MXを使用
詳細資料は下記参照
「Machikania近況報告」
組み立てた方々が送っていただいたもの
小型えきれいに組みあがっている
上記の裏面
ぎりぎりまで薄く仕上げている
最新デバイスのPIC32MKで試作中の
もの
4.Pic-colo PICデバッグツールの紹介 : 平峯さん
MPLAB X IDEがシミュレーション用に生成する「.elf」ファイルを解読し、独自にデバッグ
ツールをJavaで開発した。デモではラズパイをデバッグツールとして使い、パソコンに
各種の情報を表示しています。実機を動作させながら変数が変化するのを確認できます。
ラズパイとPICをUSBシリアル変換ケーブル
で接続
ラズパイにPic-coloを実装
Javaで作成されているのでラズパイでなくても
PC本体でも動かせるはず!
詳細は下記資料を参照のこと
「Pic-coloでLチカ」
Pic-colの操作中
パソコンからラズパイをリモコンして
動かしている。
5.シリアルポートモニタ : 矢野さん
無線で接続されている親機と子機間の通信状態をモニタするため、無線モジュールの出口の
シリアルデータをログし、FRAMに保存します。
本体の外観
詳細は下記参照
「シリアルポートロガー」
部品面の状態
相変わらずがっちりと組み込まれています。
左のコネクタはRS422用
子基板がFRAMのメモリ基板
右側の試験用の子機と
左側はRS422−USB変換器
6.ラズロボカーと熱流センサ : 松元さん
Makersに出店したラズパイを使ったロボットカーの紹介と、その後ラズパイコンテストに
応募するために、課題の熱流センサを使った何か?を開発するということで、まずは、
熱流センサの動作の紹介がありました。
ラズパイを使ったロボットカー
上にのっかている基板が自作制御基板
詳細は下記を参照してください。
近接センサとWiFiネットワークを使っています。
詳細は下記を参照してください。
「ラズロボカーの紹介」
ロボットカーの液晶表示器を利用して
熱流センサの情報を表示している。
センサの詳細は下記を参照してください。
「熱流センサについて」