PICクラブ 第65回情報交換会


【第65回情報交換会概要】


開催日時  2017年11月12日(日) PM1:00〜PM5:30
開催場所  川崎市総合福祉センター(エポックなかはら)
      7階 第3会議室


【まとめ】 

一気に秋から冬になろうかと思わせるほどの急な気温の変化に戸惑いながらも
多くの皆さんに参加いただきました。
執筆作業に追われていたためアップが遅れました。ごめんなさい!!







【講義】

1.AVRのアーキテクチャについて:後閑

マイクロチップ社が買収したAtmel社の8ビットマイコンであるAVRファミリの
アーキテクチャの概要を説明しました。
PICマイコンと比べてすっきりしている構成で拡張性も大きいマイコンです。
今後内蔵モジュールが増強されていくものと思われます。

資料はPICクラブのメンバーの方々には配布済です。
(メールアドレス等が変更になって届いていない方は「gokan@picfun.com」まで
ご連絡ください)

【作品紹介】

1.MPPTを実現する太陽電池を使った充電器 : 上野さん

MPPTの最適状態を追従しながら太陽電池を有効活用する充電器の
製作途中の紹介です。
20W程度のNiH電池用の充電器で、PIC16Fを使っています。
まだ改良の余地の多い構成でした。皆さんからいろいろな改良アイデア
が出されました。

2.Pic-colo バージョンアップ : 平峯さん

PICのデバッグツールとすべく改良中のPic-coloですが、
USBシリアル変換器を追加しようとして遭遇したトラブルの紹介でした。
激安のUSBシリアル変換ICを使ったが動作しないという問題にあたった。
問題を追及した結果、原因はUSBケーブル側にあった。断線か?

さらに基板をElecrowに発注した。非常に安価で1週間で手元に届くとのこと。
基板を自作するより良いとのこと。


詳細は下記資料を参照してください。
  「Pic-coloのその後


4.フーリエ変換に再挑戦 : 樋口さん 

昔、理解が中途半端だったフーリエ変換について本気で理解すべく
PIC16F325に実装して実行時間を計測してみたところちょっと現実的ではない
結果となった。そこでdsPIC、PIC32MXで試してみたが結構高速でできる。
これからパワースペクトル表示にも挑戦していく。
詳細は下記資料を参照してください。
  「フーリエ変換に再挑戦

5.カムロボとOpenScopeの紹介 : 松元さん 

前回ラズロボとして発表されたRaspberry Piを使ったロボットカーのその後。
今回はカムプログラムロボット工作セットを使ってバージョンアップした紹介です。

カムロボの全体構成
中段にバッテリ、上段にラズパイ+
汎用電動機制御基板なるものを追加して
モータを制御しています。

赤外線距離センサを搭載して物体を避けながら
走行します。

プログラムはPython+NodeRedとなっています。
詳細は下記を参照してください。
カムロボカーの紹介

カムロボットの駆動部
キットで構成されている



もうひとつ、「Openscopeハイパー実験室シリーズ紹介」として
トラ技で紹介されていたDigirent社のOpenscopeの紹介です。
小型の基板でオシロスコープ、波形ジェネレータ、ロジックスコープとして使えるそうです。



ついでにPIC32MXを使ったArduino互換のChipKITtの紹介も含まれています。


6.おしゃべり時計のバージョンアップ版 : 村上さん 

バージョンアップを継続しているおしゃべり時計の完成版の紹介です。

全体の外観です。
なかなか愛らしい感じですね。

製作記録などは下記ブログを参照

 「ClockWorks

電池で動作
SDカードに音楽や時刻の
おしゃべり用データを格納しておく



表示と押しボタンスイッチです。




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