【第68回情報交換会概要】
開催日時 2018年6月2日(日) PM1:00〜PM5:30
開催場所 川崎市総合福祉センター(エポックなかはら)
7階 第3会議室
【まとめ】
梅雨直前で晴天に恵まれ多くの方々に参加を頂きました。
初の参加者も含め、「MPLAB Code Configurator」にはたくさんの質問を頂きました。
【講義】
1.MCCの使い方 その2:後閑
MPLAB Code Configuratorの実際の使い方の解説と、実例での操作方法
を解説しました。
みなさんからたくさんの質問をいただき、興味をもっていただけました。
解説資料はPICクラブのメンバーの方々には配布済です。
(メールアドレス等が変更になって届いていない方は「gokan@picfun.com」まで
ご連絡ください)
【作品紹介】
1.PIC32を使ったLCDコントローラ : 河原さん
以前に購入していた、640×480ドット 8色のSTNのカラー液晶表示器を
PIC32MX370だけで制御した製作例の紹介でした。
PIC32の内蔵RAMだけでビデオRAMが構成できたため、制御基板には
PICだけしか無いとという超簡単構成のコントローラとなっています。
実際の表示例
そこそこの速度で描画できています。
色はSTNですが意外とキレイでした。
ケースは100円ショップ製
詳細説明は下記から
「PIC32MXでLCDコントローラ」
全体の裏面
右側がPIC32のコントローラ
左側は電源
中央がPIC32を使ったコントローラ基板
PIC32以外はほとんど無いという構成
基板は「KiCad」で作成したとのこと
2.低価格 直線作動機 : 渡辺さん
割りばしとタミヤのギヤボックスで構成したリニアテーブルの製作例です。
なんと割りばしだけで台と移動テーブルを製作し、さらにエンコーダまで
割りばしで作ってしまったというものです。
動作は遅いですが、一応期待した通りに動作していました。
この後、これを応用して3Dプリンタに挑戦した結果、もう少し改良が必要ということでした。
リニアテーブルの全体外観
中央がテーブル本体で割りばしでできている
中央下側がギヤモータとエンコーダ部
右側はPICによるコントローラ
詳細は下記を参照
「低価格直線作動機」
ギヤとボルトとの接続部
アルミ板で柔軟性を持たせたつもり
実際にはここの負荷が大きく
モータにかなりの大きな負荷が
かかっている様子
割りばしで作ったフォトエンコーダ
LEDとフォトダイオードを向い合せた
間に割りばしのシャッターを挿入
3.PIC_coloの概要説明 : 平峯さん
PIC_coloが分かり難いという批評から、内容の解説をしていただきました。
でも、まだ良くわからないというご意見があり、再考することになるか???
解説の詳細は下記資料を参照してください。
「いつまでも、PIC_colo」
4.PIC32評価セットに大型LCDの追加 : 斎藤さん
これまで何度か解説をいただいたPIC32の評価ボードに、大型のフルカラー
液晶表示器を追加してという説明でした。なかなかきれいな画像が
表示されていました。
スタート画面、結構きれいな画面です。
タッチパネルとなっていて、タップ位置が
右側のキャラクタLCDに表示されます。
詳細は下記サイトへ
「YS電子工作ショップ」
5.GPSターゲットファインダー : 川口さん
GPSを使って、指定された座標のターゲットを発見することができる
ボードの紹介です。
12個の方角を示すLEDにしたがって歩いていけば、指定された座標にある
ターゲットを発見できるというものです。
しかし、現状のものでは、GPSの精度不足で、距離精度が出ず、発見場所
まで到達するためには、屋外でGPS衛星が6個以上受信できる条件でないと
本来の目的の動作にはならないということでした。
円形に配置された12個のLEDで探す
相手の方向を示す。
詳細は下記資料を参照
「駐車した車の位置や隠した宝物」