【第73回情報交換会概要】
開催日時 2019年8月10日(土) PM1:00〜PM5:30
開催場所 川崎市総合福祉センター(エポックなかはら)
7階 第3会議室
【まとめ】
お盆休みの最初でしたが、大勢の方々に参加をいただきました。
【講義】
1.VHDLを使わずにCPLDを使い倒す:後閑
最新のIntel(旧Altera)の開発ツール、Quartus Primeを使ってCPLDを
TTLの回路図だけで開発する方法を紹介しました。
74シリーズのTTLを使った回路図で作成できますので、昔TTLを
使ったことがある方であれば直ぐ使えるようになります。
解説資料はPICクラブのメンバーの方々には配布済です。
(メールアドレス等が変更になって届いていない方は「gokan@picfun.com」まで
ご連絡ください)
【作品紹介】
1.第2種 電気工事士の試験レポート : 村上さん
第2種 電気工事士の受験をしたレポートで、受験にかかった費用や
受験情報の入手方法、実技用部品、道具の入手方法などの紹介でした。
詳細は下記を参照してください
「第2種電気工事士試験レポート」
2.GPSを利用した高精度周波数カウンタの製作 : 坂井さん
周波数カウンタで周波数を計測するゲートとなる1秒を生成するための
クリスタル発振器の較正を、GPSの1秒パルスを使って行っています。
高精度のクリスタル発振器がVFOとなっているのを利用し、GPSの
1秒と比較しながら発振器の較正をしています。
下側にあるのが高精度クリスタル発振器
上側にGPS受信器がある
詳細は下記資料を参照してください。
「GPSを利用した高精度周波数カウンタの製作」
前面の液晶表示器に周波数カウンタの表示と
緯度経度の表示が出る
3.放電加工機 : 中尾さん
放電にyり金属に穴をあけることができる加工機を自作
電源は24VのACアダプタを2個直列接続した48V
PICで加工機先端と金属との間の電圧を測定しながら、先端部を
上下させることで放電を維持させるようにしています。
上下させる機構部に苦労したとのこと
加工機本体部
右下側にあるのが先端部
真鍮の丸棒が先端部となっていて
これで丸穴をあけることができる
上下機構はネットで購入したとのこと
PICを使ったコントローラ部
電源は24VのACアダプタ2個
下記が回路図となります。
「放電加工機回路図」
加工動作中
放電していることが分かる
加工中の電圧波形
実際に穴があいた鉄板
鉄板の厚さは2mm
これで2分程度で穴があく
4.同期式シリアル通信とI2SによるDAC : 福屋さん
I2Cを基本とする同期式シリアル通信であるI2S通信でDACを接続、
Raspberry Piの周辺として接続して機能する
DACにはHiFiBerry Digi+ PROを使用、結構よい音がでていました。
このDACの電源を高品質のものに変更してさらに良い音を狙ったとのこと
上側がRaspberry PiとDACを実装した箱
下側はアンプ
接続はS/PDIFの同軸
詳細は下記を参照
「同期式シリアル通信について」
「kirishimaの使い方」