(3)エディタの使い方(各種設定)


MPLAB X IDEに内蔵されているエディタは、より便利にするために
各種設定ができるようになっています。
ここではこれらのエディタの設定変更の仕方を説明します。
エディタに表示される文字のフォントやサイズ、シンタックスごとの色を設定で自由に
変更することができるようになっています。
これらを設定するダイアログは一つに集約されていて、MPLAB X IDEのメインメニュー
から、[Tools] → [Options] で下図のダイアログが開きます。ここから多くの作業が
できるようになっています。
 




A)フォントと文字サイズの変更
 上図のFont欄の右端にある小さなボタンをクリックします。これで下図のダイアログが
 開きます。ここでフォントの種類、文字サイズが設定できます。
 通常はフォント種類はそのままにしておき、サイズだけ設定します。





B)文字の色の設定
 (1)のダイアログで[Category]欄でシンタックスを選択すると、図のようにForgroundと
 Backgroundの色の設定ができるようになります。カラー欄の下矢印をクリックすると
 下図のようなパレットが開きますから、ここで色は自由に設定できます。
 文字サイズや色を設定すると、[Preview]欄に実際の表示例が変更されて表示され
 ますから、ここで変更後の感じをつかむことができます。






C)変換辞書の使い方と作成
 C言語でソースファイルを入力する場合、できるだけタイプ文字数を減らすため、略号に
 よる変換を活用することができます。
 [Options]ダイアログの上段で「Editor]アイコンをクリックすると下図のダイアログが開きます。
 ここで、[Language]欄でCを選択すると[Template]欄に図のような変換辞書が表示されます。
 この辞書が省略形の定義になっています。
 例えば、「def」と入力してからTABキーを押すと自動的に「#define」として入力されます。
 この変換辞書は自由に追加変更ができますので、自分用の辞書を作成するとさらに便利
 に使えるようになります。




D)コンパイラの追加と削除
 コンパイラが複数バージョン登録していたり、削除したバージョンが表示されたままに
 なっているような場合に削除したり、新規に追加したりすることができます。
 [Options]ダイアログで[Embedded]アイコンをクリックし、さらに[Build Tool]タグを選択
 すると下図のようなダイアログとなります。
 ここで[Toolchain]に現状のコンパイラの登録リストが表示されます。すでに削除した
 ツールの場合、右側のフォルダ表示が赤字になっていますから、削除する場合には
 [Remove]ボタンをクリックします。これでプロジェクト生成の時に余計なコンパイラの
 表示が削除されます。