本書は、初めてロボットを作ってみようという方々を対象に、とにかくマイコンを使ったロボットを簡単に作ってみたいということで考えました。
躯体と駆動部はタミヤ模型の工作セットの中から、木製セットの「トリケラトプス」をそのまま使い、マイコンにはPICマイコンを使ってユニバーサル基板で製作できるレベルの部品だけで製作します。
とにかく、何もわからない状態からでも、マイクロコンピュータを使って、自分で動くロボットを作って遊べることを目標にしています。
自分で作ったものが、期待したとおりに動いたときの感動を、できるだけ多くの方々に体験していただきたいと思います。
組み立てに必要な部品をキットで入手できるようにしました。
★ 組み立てに必要な部品一式のキット → サトー電気 で発売中
【 目 次 】
第1章 トリケラトプス・解剖ノート
1−1 トリケラトプスの動くしくみ
1−2 トリケラトプスの歩くしくみ
1−3 トリケラトプスの改造講座
第2章 PICマイコンの動作のしくみ
2−1 PICマイコンのしくみ
2−2 マイコン入出力制御の基本
2−3 トリケラトプスの改造に利用するPICの機能
2−4 プログラミングに必要な知識
第3章 制御ボードの設計と組み立て
3−1 回路設計
3−2 使用部品
3−3 組み立て準備
3−4 制御基板の組み立て
3−5 トリケラトプス本体の加工組み立て
3−6 リモコンボックスの製作
3−7 動作テスト
第4章 C言語によるプログラムの設計と製作
4−1 C言語プログラムの書式
4−2 プログラムの設計
4−3 リモコンボックスからの電圧入力
4−4 モータの制御
4−5 割り込み処理と発光ダイオードの点滅制御
4−6 プログラム全体の製作
第5章 さらなる挑戦
5−1 機能追加のアイデア
5−2 旋回機能の追加方法
5−3 その他の機能追加
付録A ソフトのインストール方法とPICへの書き込み
A−1 MPLABのインストール方法
A−2 PCMのインストール方法
A−3 PICへの書き込み
付録 CD-ROM
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