「C++ベースのディジタル回路記述で
ソフト・ハード協調設計の世界へ」
組み込みソフトウェアの世界で現在も主流となっているC言語を使って
ハードウェアを開発するために考案されたSystemC言語の解説書です。
これまでの解説書が難解であったのをぐっと易しくし、ハードウェア技術者
の方々にわかりやすくするため、組み合わせ回路、順序回路の具体的な
回路をSystemCで記述する方法から解説しています。
【 目 次 】
第1章 SystemCによるシステム設計
1−1 ハードウェアとソフトウェア
1−2 システムレベル設計言語SystemC
第2章 SystemCの開発環境設定
2−1 SystemCで開発するプロジェクトのファイル構成
2−2 SystemCの入手
2−3 UNIX系環境におけるSystemCの開発環境
2−4 波形のトレース
2−5 Visual C++ 6.0によるSystemCの開発環境
2−6 Visual C++.NETによるSystemCの開発環境
第3章 SystemCによる回路記述 @組み合わせ回路
3−1 SystemCによる回路記述
3−2 単一構成システムの記述
3−3 複数プロセスシステムの記述
3−4 子モジュールを含む構成の記述(階層モジュール)
3−5 システムファイルの記述方法
第4章 SystemCによる回路記述 A順序回路
4−1 フリップフロップとクロック
4−2 レジスタとリセット
4−3 カウンタとパラメタライズ
第5章 インターフェースとチャネル
5−1 チャネルの基本構成
5−2 プリミティブチャネルの使い方
5−3 階層チャネルの使い方
5−4 階層チャネルの例
第6章 SystemCによるシステム設計
6−1 時計の仕様
6−2 32768Hzのクロック信号
6−3 カウンタの基本動作
6−4 時計のブロック図
6−5 スタティックドライブ方式とダイナミックドライブ方式
6−6 ストリーク現象
6−7 ダイナミックドライブ方式の回路図
6−8 セグメントの周辺回路
6−9 内部リセット信号
6−10 SystemCによるRTL記述
6−11 シミュレーション
6−12 テスト機能を搭載したシミュレーション
6−13 SystemCの各記述と抽象度
6−14 sc_signalチャネルによるBCA記述
6−15 sc_bufferチャネルによるTF記述
6−16 sc_bufferチャネルによるTF記述で「表示部→計数部アクノリッジ」を省略
6−17 sc_bufferチャネルによるUTF記述
6−18 sc_fifoチャネルによるUTF記述(ノンブロッキング・アクセス)
6−19 sc_fifoチャネルによるUTF記述(ブロッキング・アクセス)
第7章 論理シミュレータおよび論理合成ツール
7−1 シミュレーションおよび論理合成の手順
7−2 Visual Eliteの使い方
7−3 ISE WebPACKの使い方
7−4 Precision Synthesisによる論理合成
第8章 C++入門
8−1 C++の基礎知識
8−2 SystemCによる回路機能の記述
付録 CD-ROM
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