TRIGとEXITマクロ命令
TRIGとEXITマクロ命令
【TRIGマクロの機能】
・本マクロは割込み処理の中やタスクの中で使い、単純に指定タスク
の起動を要求する。要求確認待ちはしない。
・相手タスクにデータを渡す必要がある場合には、PICROSはバッファ
制御機能は持っていないので、別途タスク同士で格納場所を取り決
めておく必要がある。
・パラメータは起動相手タスクのID番号のみである。
【TRIGマクロ命令の使い方】
TRIGマクロ命令はこれを実行したタスクに直ぐ戻るので、タスク側は
マクロ命令の後に続けて処理を行うことが出来る。
【Calling Sequence】
TRIGマクロの呼び出し方は下記。
BCF INTCON,GIE ；割り込み禁止
MOVLW TaskID ；起動相手タスクのNo
CLRF PCLATH ；Bank0指定
CALL TRIG ；TRIGマクロ呼び出し
（次の処理を続ける）
【EXITマクロの機能】
・本マクロは各タスクの最後に使い、単純に自タスクを終了させる。
・タスクの状態は全てクリアされDormantの状態となる。
・マクロ命令からタスクへ戻ることは無くPICROS内のスケジューラ
に戻る。
・パラメータは無い。
【EXITマクロ命令の使い方】
EXITマクロ命令はタスクを終了させるので、マクロ実行後タスクに
処理が戻ることは無い。従って、タスク側ではマクロ命令の後に
処理を続けることは出来無い。
【Calling Sequence】
EXITマクロの呼び出し方は下記。
BCF INTCON,GIE ；割り込み禁止
CLRF PCLATH ；Bnak0指定
GOTO EXIT ；EXITマクロ呼び出し
