WinDraftの電源とグランドの配線の仕方


【電源とグランドの記号】

電源やグランドの配線は、その全てを配線で接続して描いてしまうと、
図面が非常に見にくくなってしまうため、配線を引き回すのは止めて
記号で電源やグランドであることを示す端子を置いて、そこまでの配線
だけで省略して描くのが一般的です。

このため、これに慣れないと回路図が読めないということになってしまい
ますので、これを良く知っておく必要があります。

(1) 電源やグランドに使われる記号

電源用の記号でどれでも良い
文字は区別に使われるので注意



右から2つめの記号はフレーム
アースの記号として使うのが
一般的


【記号指定と張り付け】

電源やグランドの記号の指定の仕方は下記要領で行います。
そしてそれを設定すれば、続けて記号を回路図に張りつけることが
出来ます。

(1) 電源の記号指定方法
  Place → Power またはPowerアイコンの選択により、下図のダイアログ
  を表示させて下図の様に記入設定します。



Nameの指定

記号のStyle選択

向きの選択(上向き)

Nameの表示ON


  (注)
  ここで指定する”Name”の文字は、Netlistでの配線名となって同じName
  同士を接続することに自動的に設定されますので、電源の種類が複数
  ある場合には、必ずNameを異なる名前に設定することが必要です。

(2) グランドの記号指定方法
  同じ操作でダイアログの設定を下図の様にします。



名称はGNDとする

記号のStyleを選択

向きの選択(下向き)

Nameは表示OFFとする

  ここで指定するNameも電源同様同じName同士全て自動的に接続される
  ことになります。
  グランドを分離するような時には、Nameを異なるようにすることが必要
  ですが、普通は1種類だけとなります。
  上図の様に、普通グランドの名称は表示指定はしません。

(3) 張り付けと配線
  実際に上記ダイアログをChangeとすると、直ぐそのまま部品張り付けの
  状態となりますので、マウスを移動して左クリックしたところに記号が
  張りつけられます。
  
  また配線も通常の部品のピンと同じ扱いで接続できるようになります。
  下図が実際の電源とグランドの配線例となります。



  





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