実行時間の測定方法


【実行時間の測定】

 プログラムの実際の実行時間が知りたいことは良くあります。例えば
 ・割り込み処理にかかる時間は?
 ・ループディレイ関数を作ったが実際のディレイ時間は?
 ・パルスを出力したいが、実際のパルス幅は?
など多くの場合があります。
MPLAB IDEのシミュレータでプログラムの実行時間を計るためには
StopWatch」機能を使います。

【StopWatchによる測定】

 まずStop Watchのダイアログを開きます。Debug → StopWatchで下図の
ダイアログが開きます。



 ここでStopWatchは命令の実行サイクルをベースにして時間を測定します。
従ってクロック周波数を実機に合わせておく必要があります。クロック周波数
を実機と同じとすれば、StopWatchで測定した時間は、実機でも正確に同じ
時間となります。

 このクロックの設定は、Debug → Settingsで開く下記ダイアログで実際の
周波数を入力して行います。






 実際の測定手順は下記のようにします。

1.測定開始位置と終了位置にブレークポイントを設定してから実行させる。

2.開始時点のブレークポイントで停止したら、StopwatchダイアログのZero
  ボタンをクリックして0にリセットます。

3.それから再度実行させ測定終了のブレークポイントで停止したとき
  Stopwatchの表示時間がブレークポイント間のプログラムの実行時間と
  なります。サイクル時間単位の時間となります。








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