MPLAB Ver6.3xの概要


【MPLAB Ver6.30の概要】

2003年7月3日にMPLAB Ver6.30がリリースされました。
このバージョンはVer6.20からの改良版となっているようで、大きな変更は無く
不具合と、より便利にするための改良が大部分となっているようです。
大きな追加、変更項目は下記となっています。

(1) 外付けメモリへの対応
(2) Select Deviceの窓の操作性改良
  名称一部タイプで自動検索表示、現状の対応状況の表示
(3) 逆アセンブル結果の保存、印刷機能の追加
(4) Project Wizardで既存プロジェクトのソースのコピー追加機能の追加
(5) 再ビルドの際の、ブレークポイント位置の自動移動機能の追加
(6) Watch Windowへの変数追加がソースからのドラッグドロップで可能
(7) その他

【MPLAB 6.3xの概要】

 Ver6.3xは、PICの新製品対応と、最新のWindowsへの対応のため、大幅に
バージョンアップされたMPLABで、下記のような特徴を有しています。

・Windowsの32ビットアプリケーションとして完全に新規開発された。
 対応WindowsにWindows XPが追加されWindows98以降の全てOKとなった。

・PICの新製品PIC18シリーズへの対応と、これから出荷される「dsPIC」対応
 が図られている。

・ICDやProgrammerなどの新製品への対応、USB接続が可能

・大規模開発のために、複数モジュールの分割並行開発に対応
 「Workspace」という新概念を導入し、複数プロジェクトを一括管理する。

・エディタ機能の強化
 −ニーモニックや擬似命令などを色分けで表示
  単純な誤りを直ぐ判断できる。(入力の最中はできない)

・デバッグ機能の強化
 −ブレークポイントを行の右クリックポップアップメニュで指定できる。
 −変数の現在値をマウスカーソルを置くだけでポップアップ表示する。
 −変数ラベルで指定して変数を一覧表で確認できる。
  (これらの強化を一言でいうと、Visual Basic風になったという感じ)
 


リリース状況
対応PIC種類 MPLAB 5.70 MPLAB 6.10 MPLAB 6.20 MPLAB 6.30
 dsPIC ×
 PIC18
 PIC17 ×
 PIC16midrange 
 PIC16baseline  ×
 PIC14 × × ×
 PIC12 ×
 rfPIC ×
 リリース時期 既存 ’02/11 '03/4 '03/7




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