部品の知識

【電子部品の種類】

私たちが電子工作をするとき良く使うことになる電子部品を紹介して
行きます。

まず電子部品を大別すると、下記3種類に分けられます。

(1)能動部品
  入力と出力を持ち、電気を加えることで、入力と出力に一定の関係
  を持つ素子を能動素子と呼びます。

    トランジスタ、IC、ダイオード、オペアンプなど

(2)受動部品
  自身では機能しないが、能動素子と組み合わせることで機能する
  部品

  ・抵抗   ・コイル   ・コンデンサ の3要素がある。

(3)補助部品
  素子を接続したり固定したりするための部品です。

   コネクタ、基板、端子、スイッチ、線材


【部品の使い方】

電子部品は多くの種類がありますが、それぞれ使い方にノウハウが
あります。
電子工作には、これら全てを知る必要はありませんが、知っていれば
それなりに上手な工作が出来ます。

以下では部品毎にそれらの使い方を説明していますが、使い方での
ポイントは下記のような内容が含まれます。

(1)部品の種類
  同じ部品でもいくつかの種類があります。しかも種類により特性に
  特徴があり、その特徴を知りながら使うことがより良い性能を引き出す
  ことになります。

(2)規格
  各部品にはその部品を使うために考慮しなければならない規格が
  定められています。
  その規格を上手に使いこなすことが設計です。

(3)最大定格
  それぞれの部品には、最大定格というものがあり、その範囲内で
  使うことが前提になっています。これを超えて使えば最悪部品の
  破壊につながりますので、気をつけることが必要です。

  また、特に定格に余裕を持って使うことをディレーティングといい、
  部品の特性をさらに活かすことが出来ます。

(4)寸法、取りつけ方法
  部品には同じ種類でも大型のものも小型のものもありますので、
  特徴を知った上で使い分けます。

(5)熱への考慮
  電子部品の多くは発熱する特徴があります。特に電源や大電流
  を扱う部品については、放熱を十分に考慮しておくことが必要です。





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