【概要】
マイクロチップ社の最新チップである、PIC16F87xシリーズにプログラム
を書き込むために必要なPICライタの条件です。これを満足すれば
PIC16F87xの全てに対応できます。対応可能なPICは下記となります。
PIC16F873/876 PIC16F874/877
さらに同じ接続でライタソフトさえ対応していれば、PIC16C73/74シリーズ
も書きこむことが出来ます。
【ライタとの接続】
PIC16F87xには、40ピンと28ピンがあります。そこでこれを共通に扱える
ようにするためのライタとの接続は下図の回路図のようにします。
これで1個の40ピンのゼロフォースソケットを使えば同じソケットで、現在
の全てのPIC16F87xシリーズを扱うことが出来ます。
接続でのポイントは、40ピンの時の36ピンをグランドに接続しておく
ことです。 (99/8/30 旧版 35ピンは誤りでした)
書きこみ読み出しの動作の時には、関係の無いピンがグランドに接続され
ていても問題無いので共通に扱うことが出来ます。
私は、上記の回路図の5本の信号線(Vpp、PGD、PGC、+5V、GND)を
秋月電子製シリアルPICライタから取り出して接続して使っています。
このライタの詳細は下記ページを参照して下さい。
★秋月製シリアル方式PICライタ本体の製作
★PIC16F87x用ライタアダプタの製作
ただし、ライタプログラムは最新版のPIC16F87x対応のものに更新が
必要です。
これは下記の秋月通商のホームページからダウンロードできます。
★秋月電子通商 プログラムバージョンアップ
【コンフィギュレーションの設定方法】
PIC16F87xシリーズではコンフィギュレーションの内容が一部変更になって
います。コンフィギュレーションワードの内容は下図のようになっています。
この設定方法は通常は下記のようにします。
Fosc0,1 :発振モードに合わせる水晶振動子ならHSモード(従って10)
WDTE :停止(OFF)
PWRTE :動作させる(ON)
CP0,1 :プロテクト全OFF(従って00)
BODEN :ブラウンアウトリセットは動作させる(ON)
LVP :従来方式として高電圧モード(OFF)
CPD :プロテクトOFF
WRT :許可
DEBUG :禁止
従って、秋月のライタでは、通常の設定画面は下図のようにします。
99/8/30