マイクロチップテクノロジー社から、イーサネットコントローラを内蔵した
PIC18デバイスがリリースされましたので、早速使ってみました。
ワンチップで10BASE-TのLANに接続できてしまい、さらにデバイス機能
そのもののソフトウェアも一緒に実装できますから、LANに接続したデバイス
を開発する時には非常に便利なデバイスです。
このイーサネット内蔵PIC18ファミリデバイスの概要と特徴を解説します。
とくにイーサネットコントローラの動作のしくみとその制御方法を中心とします。
【イーサネット内蔵PIC18Fファミリの概要】
1.概要と特徴
2.メモリ構成
3.クロック発振
4.電源とI/Oピン
5.初期化
6.受信動作
7.送信動作
【製作編】
1.PIC18デバイスの実装方法
2.イーサネットインターフェース
3.汎用I/Oユニット Ver1の製作
4.UDP通信による汎用I/O Ver2の制御
5.UDP通信によるデジタルマルチメータの製作
【マイクロチップ社 TCP/IPスタック】 (Ver3.75に対応)
このLAN接続にはTCP/IPという通信用のソフトウェアが必要ですが、
マイクロチップ社からフリーで使えるTCP/IPスタックが提供されています。
このスタックを使えば、HTTPプロトコルもサポートされていますので、
ブラウザから監視制御できる端末装置がPIC1個だけで簡単にできます。
このTCP/IPスタックのデモプログラムをPIC18に組み込む方法を解説します。
1.TCP/IPスタックの概要
2.デモプログラムの概要
3.デモプログラムを汎用I/Oユニットに移植する
4.DHCP機能他の削除
5.UDP通信デモ
6.TCP/IPクライアントデモ